"日本酒"
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昨日、射水青年会議所さんの公開定例会に参加させていただきました。
ピアズ・マネジメント株式会社(金沢市)の中林秀仁氏、筏井哲治氏お二人のセッションによる講演で、タイトルは、
「情報発信革命! – クリエイティビティが拓く新たな可能性とは? – 」
ちょっとおかたい話なのかなと思いながらの参加ではありましたが、最初(のハプニング?)から最後までとても楽しい時間を過ごしながらも、講演内容は中身の濃いものでした。
事例のひとつとして、
を東京にいる外国人に(も)飲んでもらおう!というイベントが挙げられていました。(このイベントを実施するに至った話はここでは割愛します)
そして、ある場所で行われた
「Mabotaki Night(マボタキナイト)」
なるイベントのことを中心に話が進められ、FacebookやTwitterをはじめとするSNSなどのネットワークを駆使しどのように集客し、またひとつの目標に向かって多くの人を巻き込み、それも楽しく、そしてある意味それに参加するだけで満足感が得られるようになるまでのプロセスを公開されていました。
イベントに参加していない私まで、鼓動が高鳴るようなワクワク感が伝わってきました(^^
ちなみにある場所とは、六本木の東京ミッドタウン!とのこと。
「!」マークをつけたのは、私みたいな北陸から出たことのない人間にとっては、
富山の酒をRoppongiで売る!
と聞いただけでなんだかワクワク、ソワソワしてしまうからです。(笑)
おそらくこの段階からすでに、クリエイティビティにより多くの人を惹きつける重要な要因のひとつにもなっているのでしょう。そしてこのイベントを企画から実施まで1か月という短期間でやりきる行動力には驚かされました。それを可能にするあたりがSNSとクラウドが担う重要な役割でもあるのですね。
そしてじつは、このプロセスこそが重要であると筏井氏は述べられています。
その理由としては、生産性を向上させるためにはいくつかの要素に分解できるのですが、目に見える表層部分、つまり他者(他社)からも見える資産(機械化やインフラ)のみを模倣しても、見えない資産、つまり見えない故に模倣しにくい要素が整ってはじめて生産性が向上するとのことです。その見えない要素のひとつがプロセスとなります。
ちょっとわかりにくいので、Prezi(プレジ:プレゼンテーションツール)でまとめられていたことを引用させていただきます。
<見える資産> (模倣性:容易)
[機械化]×[インフラ]
<見えない資産> (模倣性:困難)
[習熟度]×[チームワーク]×[プロセス]
この<見える資産>と<見えない資産>を掛け合わせた結果、生産性が向上する、と。
またタイトルにある「情報発信革命」という言葉からは、机の上でパソコンを触っている姿だけを想像される方も少なくないかもしれませんが(私の場合はそうでした)、じつは上記の「プロセス」では現場に足を運ぶことの重要性も強調されていて、このことにより、パソコンの前に座っているだけでは得ることのない貴重な情報を得ることができたということも事例の中で紹介されていました。
そしてさまざまなプロセスを経た結果、イベントそのものに「魂」が入るとも。なるほど‥。納得です。
ところで、社会人になり最初に配属されたのが電気機器の設計課ということも影響しているのか、いまでも、
「P」
「D」
「C」
と聞けば次にくるのは、当然
「A」
と条件反射的に答えてしまうほど
「PDCA」
という言葉に取りつかれています。
「スカッとさわやか・・・」
の次にくるのが
「コカ・コーラ」
状態です。
若い人よ、わからなかったらゴメン(笑)
このPDCA。
筏井氏によると、世界情勢が大きく変わりグローバルな現代において、この手法を製造現場以外の部署で無理に取り入れても望む結果を得にくいと指摘されていました。
これについては書籍、
「今すぐできる「戦略思考」の教科書」(筏井哲治(著),2010/11)の
「PDCA」から「EAチェーン」へ
の項でも述べられています。(p236)
話はそれましたが、
「クリエイティビティ」
この言葉。
ビジネスだけにとどまらず、今後はより重要なキーワードになりそうです。
※文中に出てきたPrezi(プレジ)や筏井氏のサイトなどへは、過去の記事「思考の枠を取り払うプレゼンテーションツール:Prezi(プレジ)」からリンクを張っていますので、よろしければご参照ください。